”毒親” の正体 そして 自分がならないために・・

千葉で小学生が虐待を受けて亡くなった。

同様の虐待でメディアは賑わっている。

私も少し気になったのでツイートしたら、

普段はレスが殆どないのに今回はやはり少々の反響があった。

 

誰もが ”毒親” になる可能性を秘めている

何を隠そう、私は血の繋がった子供二人と血が繋がってない子供を二人育てている。

一番大きい子は20代の半ばでその他は高校生。

 

子育ての大変さは人一倍知っているつもりだ。

 

実は私も以前は”毒親”だったと認識している。

 

私には、子供が生まれる前から凄い大きな子供に対する思いがあった。

自分が親からされて苦しかったことはしない、親にして貰えなかったことはしたい。

そう思い、あれこれと夢を抱いていた中で出来た子供。

何よりも子育てを楽しみ一生懸命だった。

近所では評判の”良いパパ”だった。

 

しかし子供は自分の思ったようには育ってくれない。

一般的な”良い子”には育っていたが、自分の理想とする子供にはほど遠かった。

そして子供が年を重ねるにつれて、自分の描いた子供の像と実際の子供の姿が離れていく。

そうすると、愛情が愛情ではなく憎しみに変わることもあった。

 

子供は自分よりもかなり弱い。

だから怒鳴って子供をビビらせて操ろうとしたりした。

(一応、手を出すことは殆どしなかったが)

 

だから、子供は私の笑顔と怒鳴りのギャップに怯え、

一時は私の顔色ばかり伺うような子になってしまった。

 

私は、普段は怒鳴るようなことはしない、温厚な人間だった。

いつもニコニコしていた。

だから、誰にでも ”毒親” になる可能性はあるのだと思う。

 

誰のための子育てか?

今思えば、本当に酷いことをしていた。

自分の価値観や自分の夢を子供を使って達成させようとしていた。

子供が自分の思い通りになれば愛情を与え、

そうでなければ愛情を与えない。

完全なる条件付きの愛情を与えていた。

誰のための子育てか、今思えば”自分のため”だったのだと思う。

 

 

私の嫁の母親も毒親である。

娘を様々な方法でコントロールしようとする。

嫁の親も、一人娘の嫁に対して、相当な想いがあったと聞いている。

自分の着せたい服を着せようとしたり、

自分が描いた人生を過ごして欲しいと思っていたようだ。

でも、全くそのようにならなかった。

嫁の母親もまた、娘を自分の願望のツールとしていたようだ。

 

自分が ”毒親” にならないために

私は心理学などを学ぶことで、

そしてコーチングで様々な人間関係を観ることで、

そして嫁が毒親によって苦しめられることで、

毒親の悪さを知った。

 

ただ、自分自身も ”毒親” によって苦しめられて生きてきたから、

子供にはそうならないようにとまた別の価値観の押し付けで ”毒親” をしていた。

 

子供は小さくても個性を持った一人の人間である。

どのような価値観も押し付けるものではない。

言葉だけでなく表情や態度、ましてや金銭などで子供をコントロールするのはダメだ。

 

無条件の愛情を持って、

どんな子供でもその子らしく伸び伸びと生きるサポートをしてあげる。

 

それが、今私が親として行なっていることである。

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